ロマサガ2リメイクがめっちゃ良かったので語りたい | すこれるブログ(仮)

ロマサガ2リメイクがめっちゃ良かったので語りたい

ロマンシングサガ2

少し独特で斬新なシステムだったものの、粗削りなバランスと詰みポイントの多さでとっつきにくかった原作が良リメイクとして帰ってきた、ロマンシングサガ2リベンジオブザセブンですが、私はとあるストリーマーの方がやっていたのをチラ見して、「めっちゃ可愛い女の子おる!」ってなって買ったのをきっかけに遊びました。

正直なところそんなに期待しないで買ったのですが、これがめちゃくちゃ面白くて、久々に寝食を忘れてドハマりしたゲームでした。

私がこうしてオススメするまでもなく、Steamの口コミでは圧倒的好評となっています。正直なところ、私もプレイするまで半信半疑でしたがプレイしてみると「なるほど、これは神リメイクだ」と納得させられました。色んなシステムが親切設計となっていて、本作の楽しさを味わうハードルが非常に下がっています。

遊びやすく、そして格段に面白くなって帰ってきたロマンシングサガ2リベンジオブセブン、その魅力がこの記事で少しでも伝われば幸いです。

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ゲームの内容について軽く紹介

選べる3つの難易度

リメイク元のロマサガ2原作は大味なバランスの高難易度RPGとして有名なゲームです。特にラスボスは今でもトラウマとして名が上がるくらい、歴戦のRPGファンも涙する難易度でした。

ところが今作は「かつて、ロマサガ2を途中で諦めたあなたへ」を謳っているように、かなり遊びやすく調整されています。

難易度は1週目は以下の3つから選べます。

  • ゲームが苦手な人向けの「カジュアル」
  • RPGをよく遊ぶ人向けの「ノーマル」
  • 原作準拠(それでも理不尽さはなくなってます)の「オリジナル」

私はオリジナルを選択しましたが、原作程に理不尽に思うような場面は一切なく、単純に歯ごたえのあるRPGとして楽しめました。個人的にはRPGに慣れていて戦略を練るのも好きな方はオリジナルで良いと思います。RPGはいつも軽く遊ぶ程度の人であればノーマル以下で全然良いと思います。

ちなみに2周目から強くてニューゲーム前提の「ベリーハード」と最高難易度の「ロマンシング」が追加されるので、物足りなかった人はそちらのクリアを目指してみるのも面白いです。

フリーシナリオ

本作の大きな特徴です。基本的に本作はストーリーに決まった順番はなく、プレイヤーの好きな順番で各地を冒険していくことになります。(序盤の北バレンヌ制圧までは固定ですが、それ以降は基本自由です)

七英雄を倒すという大きな目標は同じですが、「どの順番でどの地域を攻略したか」「どのタイミングでどんなことをしてからボスを倒しにいくか」「どのタイミングでどんな会話の選択をしたか」で全く異なるストーリー展開を楽しむことが出来ます。

10人プレイしたら10人全く異なる展開になること間違いないくらいの自由度の高さシナリオの細かさなので、プレイの度に異なる歴史を紡いでいくことから周回プレイしても飽きないくらい楽しめると思います。

皇帝継承による世代交代

本作ではストーリー中に何度も世代交代を重ねて次の世代に能力や技魔法戦術等を託していきます

序盤1世代は皇帝は必ず同じですが、タイトルパッケージにも描かれているジェラールの世代以降は、好きな役職のキャラを皇帝(すなわちプレイヤーキャラ)にすることが出来ます。どのキャラを皇帝にしたかで、覚えることが出来る戦闘時の陣形が変わったり、イベントの進行に関わったりしていきます。

本作ではキャラにレベルという概念がなく、武器や魔法の習熟度として武器・魔法の種類ごとにレベルが設定されています。その世代のパーティで上げたレベルも次の世代に託されていくので、「この世代では槍・斧・弓・体術・水と風魔法を中心に使ったから、次の世代は別の攻撃が出来るキャラでパーティを組もう」といった風に世代ごとにどんなパーティを組むかを考える楽しさに繋がります。

また、世代交代が発生することで進む(というよりは進んでしまう)イベントや、終了してしまうイベントもあったりします。基本的には大きなイベントが終了すると世代交代が高確率で発生するので、その世代でやり残したことはないか、というのを気を配りつつ、どの地域から攻略していくかを考えていきます。

基本的には文官さんが報告してきたイベントから進めると綺麗に話が進みやすいですが、あえて放置することで全く異なる展開になるのも面白い所です。

パーティ編成も自由自在

原作では世代交代時に結成したパーティでその世代は固定されちゃっていましたが、本作ではパーティメンバーは酒場に行くことでいつでも自由に入れ替えることが出来ます。

ストーリーを進めていくとキャラ特有のアビリティを別のキャラに付け替えたりできるようになるのですが、それには戦闘を合計60回こなす必要があるんですよね。色んなアビリティを習得するために色んなキャラを使うか、使い慣れた・お気に入りのメンツで冒険するかも自由自在です。

閃き・見切りシステム

本作の大きな特徴として、技はバトル中に閃くことで新しい技を覚えていきます。バトル中に特定の技を使用することで「キュピーン!」って効果音とともに新しい技を閃いて使えるようになります。

電球マークのある技を使うと……
電球マークのある技を使うと……
キュピーン!という音とともに新しい技を閃きます
キュピーン!という音とともに新しい技を閃きます

ただし、電球マークのある技を使っても閃くかどうかはランダムです。なので戦闘ごとにガチャを引いているかのような感覚になりますが、その分強力な技を閃いた時のカタルシスが半端ないです。

また技を閃く以外にも、相手の技を見切ることが出来ます。序盤でレオンがその身を以て教えてくれるシステムです。閃きと同様に確率で発生しますが、一度見切った技は必ず回避してくれるようになります。ただし、最大で4つの技しか見切ることが出来ず、それ以上見切った場合はポケモンのように1つ忘れる必要があります。

でもご安心、世代交代が発生すると前世代で閃いた技や見切った技は好きなように付け替えることが出来るようになります。

バトルシステム

敵にはいくつかの弱点がありその弱点を突くことでダメージが増加するほか、「連携ゲージ」が溜まっていきます。連携はこのゲームにおける切り札的存在です。

弱点は武器の種類・魔法の種類単位で存在しているので、使用武器・魔法が偏らないようにパーティを構築するのが大事になってきます。

LPの存在

このゲームにはHPとBP(MPに相当)以外に、LPというものが存在します。

LPというのはHPが0になるたびに1減っていき、0になると蘇生も出来ない完全なる死亡扱いとなり、その世代で永久離脱となります。(世代交代すると子孫として復活します)皇帝のLPが0になった場合も世代交代は起きないものの、パーティ内のキャラに皇帝を継承することになります。

せっかく閃いた技も次の世代に継承できなくなったりと基本的にはデメリットが多いので、LPが少なくなったキャラにはHPをこまめに回復したりと、独特の緊張感が生まれるシステムです。

慣れたプレイヤーはあえて皇帝のLPを0にする(謀殺と揶揄されるテクニックです)ことで意図的に皇帝継承を発生させることに利用したりします。本作では1世代に1度だけ皇帝退位が出来るのでそこまで利用されなくなったテクニックですが、何度も皇帝継承をしたい場合は今作でも利用されます。

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クリアまで遊んだ感想

閃きシステムにハマる

強い技を閃きそうだけど、閃くには強い敵じゃないといけないし、強い敵相手に閃き用の技を使ってたらパーティ全滅⇒強制世代交代……。けど技を閃くと気持ちいい!

こんな感じで技が閃きそうになるたびにギリギリの状況のガチャを回しているような感覚で射幸心を煽られまくりでした。やっぱり強い技を閃いたときがとても気持ちいいです。

また、全員が全ての技を閃くわけではなく、特定のキャラじゃないと閃かない技が殆どです。例えば体術(パンチやキック等の格闘技)の技を閃きやすいのは格闘家、小剣の技を閃きやすいのは踊り子、弓はハンター、大剣はイーストガード(お侍さん)……。なのでパーティ編成時に、この技から新しい技を閃けるキャラか、を訓練所で毎回確認してました。

閃いた技は次の世代からはどのキャラでも使えるようになるので、この世代のうちにドンドン閃いとこ!と戦闘を重ねまくったりしていました。そして強い敵に全滅させられて強制世代交代なんてのもザラでした

フリーシナリオによる展開の数々にハマる

今作はどこから攻略するかは完全に自由です。私はそのせいで一度カンバーランドが滅んでしまったので途中のセーブデータからやり直したりしましたが、滅んだ状態でもクリアは問題なく可能というシナリオの細かさです。なんならカンバーランドは滅んだ方が攻略が楽という意見も。

また、特定のボスを先に倒した場合は特定の七英雄が強化されたり、特定のボスとは和解ルートが用意されていたり等、シナリオ展開がとにかく細かいです。まるで歴戦のゲームマスターの元でTRPGをやっているかのような展開の細かさ……。

何気ない選択でシナリオが大きく動くので、どこから攻略していくか考えるのがとても楽しかったです。「あのダンジョンは正攻法だと少し面倒そうだから、他の地域を先に攻略しつつ、攻略が楽になるキーマン・キーアイテムの手がかりを探そう」「なんか気になるダンジョンがあったから先に攻略したらボスと和解できた」等々、何周もプレイしてどんな展開が用意されているのか全部見たくなりました。

また、どんなシナリオが展開されているか把握できなくなっても、メニューの「帝国記」でいつでもあらすじが確認出来るので大変親切設計となっています。

進行中のシナリオ、完了したシナリオのあらすじはいつでも確認可能。何気ないヒントが隠されていることも
進行中のシナリオ、完了したシナリオのあらすじはいつでも確認可能。何気ないヒントが隠されていることも

七英雄の魅力にハマる

物語の主軸であり、帝国の大きな敵となる七英雄ですが、彼らには彼らなりの背景や目的があります。なぜ英雄と呼ばれた彼らが世界に仇をなす存在となったのか、過去には何があったのか……。原作ではあまり語られませんでしたが、本作では彼らの過去を知ることができます。

ダンジョン内には隠された要素として「七英雄の記憶」というアイテムが落ちておりそれに触れることで彼らの過去の出来事を見ることが出来ます。段々と明かされていく古代の人々に起きた出来事を辿っていくと、七英雄も単純な悪役として見れなくなっていきます。

記憶は全部で15個。全部見る頃には、ある人物をアリの餌にしたくなります

また、原作での戦闘グラフィックも戦闘前演出でかなり再現されていたりと、開発スタッフの原作愛が伝わってきます。

原作の謎ポーズも自然に再現されています。

これは余談ですが、七英雄を演じる声優さんはかなり豪華キャストが揃っています。ロックブーケに早見沙織さんを充てたのは、はやみんボイスで「お兄様」って言わせたかっただけだと思う、絶対。

仲間キャラ(可愛い女の子)にハマる

このゲームですが、男性キャラも女性キャラもとても魅力的に描かれています。最初から仲間にいる帝国お抱えの役職の他にも、イベントをクリアすることで仲間にできるキャラもたくさんいます。

また、本リメイクを担当したのは聖剣伝説3のリメイクも担当した会社なので、キャラの可愛さには定評があります。

どのキャラもカッコいいし可愛いしで、誰をパーティに入れるかはいつも悩みました。特に女性キャラはみんな可愛いので本当に悩みました

仲間にするにはとても苦労した踊り子
ジェラールに火遊び 火の術を教えてくれる宮廷魔術師
この後ジャンピングスライディング土下座をかますことになる忍者ちゃん
雪山で寒そうな恰好してたイーリスちゃん
妙に口の悪い人形。でも人形に皇帝継承すると……
原作と違って足が生えたネレイド。すごいエッチな恰好です

遊びやすさ故にハマる

今作はファストトラベルが非常に充実しているので、遠くまで冒険しても、ファストトラベルですぐ拠点に戻れますし、一度通った地域にもファストトラベルですぐ戻れるので、前述のフリーシナリオとの相性がばっちりです。

何かイベントが起きそうな箇所には?マークがマップで表示されたりするので、イベントを取り逃す、ということも基本的には起きにくい作りになっています。運河要塞を攻め入る際も、?マークのイベントを最初に一通り追っておくと、アバロンのダニこと、キャット(シティシーフ)が潜入工作してくれることに気づきやすいです。

このイベントでキャットを好きになって、次期皇帝をシティシーフのビーバーにした人は私だけではないはず

先にイベントをこなしているとシナリオ展開や難易度が変わったりするダンジョンは多いので、イベントを片っ端から見たい私のようなプレイヤーにはとても親切なゲームシステムとなっています。

唯一、七英雄討伐後の世の事まで考えていた軍師さん。会っておけばとあるイベントでも活躍。
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遊びやすくなったリメイク、はじめませんか?

このゲームの面白さを実感するまでのハードルが格段に下がった上、現代風RPGとしてさまざまなイベントの演出も3Dで蘇り、没入感も増しました。

原作の面白かったところはそのままに、理不尽だったとこ・遊びにくかったところは上手いことチュートリアルの充実や救済措置の追加、システム調整によりそれも面白さとして昇華されています。

ここまで記事を読んでいただいたということはロマンシングサガ2リベンジオブザセブンに興味を持っているということだと思います。結論から言えば「少しでも興味があるなら買って後悔しないから買ってください!」といった感じす。このゲームの魅力にとりつかれる人が1人でも増えることを願っています。

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